TOKYUルートって?【ANAマイル交換率75%】ポイントをマイルに換える錬マイル術
※TOKYUルートの【ドットマネーポイント→TOKYUポイント】の交換ルートは2022年3月31日で封鎖されました。
※【TOKYUポイント→ANAマイル】のルートは無事です。
※今後ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードは、カード更新時に1,000マイルもらえるだけの死蔵向けカードへと降格処分となります。
※代替カードとしては、マイル交換率70%のnimocaルートが使えるANA VISA nimocaカードをお勧めします。
ANAマイルはJALマイルよりも比較的貯めやすいと言われています。
その大きな要因として、各種ポイントからANAマイルへの交換ルートが整っているということが挙げられます。
中でもTOKYUルートと呼ばれる交換ルートは、マイル交換率が75%と最も高く、多くのANAマイラーや陸マイラーが利用するメインルートとなっています。
ていうか、家のそばに東京メトロも通ってないし…
TOKYUルートとは?【マイル交換率75%!ソラチカに代わる新ルート】
TOKYUルートは、様々なポイントをANAマイルへと交換率75%で移行することが出来る方法です。
この75%というマイル交換率は、現時点ではあらゆる交換ルートの中で最も高い交換率となっています。
以前はソラチカルート(マイル交換率90%)やLINEルート(マイル交換率81%)など、もっと交換率の高い交換ルートが存在していました。
それに比べてしまうと、やや見劣りしてしまう感が否めませんが、それでも、
1マイル = 2円~10円以上
というマイルの価値を考えると、まだまだポイントをマイルへと交換するメリットは非常に大きいと言えます。
ポイントからANAマイルへの交換手順
TOKYUルートを利用して、各種ポイントからANAマイルへと交換する交換手順は以下の図の通りです。
TOKYUルートの骨格となるのは、
ドットマネー
↓
TOKYUポイント
↓
ANAマイル
という部分。
TOKYUルートでは、ドットマネーというポイントサイトに各種ポイントを集約し、それをTOKYUポイントに交換、さらにTOKYUポイントをANAマイルに交換していきます。
つまり、
ポイント
ドットマネーのポイントに交換可能なポイントであれば、どんなポイントでもTOKYUルートに乗せることができる
ということです。
例えばドットマネーのポイント1,000ポイントをANAマイルに交換するとします。
ドットマネーからTOKYUポイントへの移行は交換率100%なので、ポイントが目減りすることなくTOKYUポイント1,000ポイントに交換できます。
TOKYUポイントからANAマイルへの移行は交換率75%なので、ポイントの数値は25%目減りして、最終的にANAマイル750マイルとなります。
マイルを特典航空券と交換した場合、その価値は、
1マイル = 2円~10円以上
と見積もることが出来るので、交換して手に入った750マイルは、
750マイル = 1,500円~7,500円以上
の価値を持つことになります。
つまりTOKYUルートを使うことで、1,000円相当のポイントが最大7,500円以上の価値に跳ね上がるということです。
年収300万円の人でも、その300万円全額をTOKYUルートでマイルに交換すれば、年収が2,250万円以上になるってことか!
そもそもなんで年収全額をマイルにしようと思ったんだ?
生活はどうする?
しかも、そいつ税金払ってないじゃないか!
TOKYUルートの3つのメリット
TOKYUルートを利用してポイントをANAマイルへと交換することには、
TOKYUルートのメリット
- ANAマイル交換率が75%と現時点で最高水準
- ANAマイルへの交換上限が月75,000マイルと高めの設定
- ANAマイルへの交換所要日数が最短3週間程度と短い
という3つのメリットがあります。
ソラチカカードのメトロポイントを利用したソラチカルートやLINEルート時代は、交換率はTOKYUルートより高かったものの、
- 交換上限が低い
- 交換終了まで長期間かかる
ということがネックでした。
ソラチカあるある
- メトロポイントからANAマイルへの交換上限が月18,000マイルまでしかなかったので、消化しきれないメトロポイントが貯まりすぎて渋滞を起こしていた
- ドットマネーからメトロポイント、メトロポイントからANAマイルともに毎月交換申請の締め日があり、交換申請を忘れないように交換スケジュールを組まなければいけなかった
など、高交換率の裏にもちょっともどかしい状況がありました。
TOKYUルートのデメリット
TOKYUルートを利用するにあたってのデメリットは、
TOKYUルートのデメリット
- ドットマネーに交換できないポイントはTOKYUルートを利用できない
- LINEルート時代よりもマイル交換率が下がってしまった
ということが挙げられます。
ドットマネーに交換できないポイントはTOKYUルートを利用できない
ECナビなどまだドットマネーに交換できないポイントサイトもあります。
その場合は、PeXやGポイントを通してnimocaルートなどを使いましょう。
ただし、nimocaをANAマイルに交換するためには、函館か九州に行く必要があります。
きびなご食べたかっただけだし!
LINEルート時代よりもマイル交換率が下がってしまった
LINEルート時代はマイル交換率が81%だったのに対して、TOKYUルート時代になってマイル交換率は75%に下がってしまいました。
これは仕方のないところです。
とは言え、TOKYUルートは現在利用できるANAマイル交換ルートの中ではマイル交換率最大です。
前述のようにLINEルート時代よりも良くなっている部分もあるので、「改悪だ!」などと騒がずに素直に恩恵を受けておきましょう。
TOKYUルートを利用するのに必要なもの
TOKYUルートを利用するために必要なものはたったの2つ、
TOKYUルートに必要なもの
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ドットマネーのアカウント
だけです。
1.ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード【東急カード】
このカードがなければ、TOKYUルートでポイントをANAマイルに交換することができません。
TOKYUポイントからANAマイルへの交換上限は1ヶ月に100,000ポイントと高めに設定されています。
月20,000ポイントまでだったソラチカルートのように、ポイントが渋滞を起こすような自体になる可能性は低いと言えます。
なのでそれほどこのカードの発行を急ぐ必要はありませんが、ANAマイルが必要となる時期を見越して早めに作っておきましょう。
東急カードで貯まるTOKYUポイントは、
1ポイント = 1円
として、東急百貨店・東急ストア などの東急グループで利用したり、 PASMOにチャージすることもできます。
マスターカードブランドのANAカードではありますが、ANA VISAやANAマスターカード、ANA VISA SUICAカードと重複して持つことができます。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードについて、詳しくはANA東急カードの入会キャンペーンをご覧ください。
タラバガニとアブラガニくらいそっくりだな…
例えがわかりづらい…
2.ドットマネーアカウント【.money】
TOKYUルートで重要な中継点となるのが、サイバーエージェントが運営する.money(ドットマネー)というポイントサイトです。
通称「ドマネ」。
ポイントの単位は「マネー」で、
1マネー = 1円
という、わかりやすいポイントです。
マイル交換率90%だったソラチカルート時代は活躍していましたが、メトロポイントへのルートが塞がれて以来、あまり注目されていませんでした。
その後、代替ルートだった交換率81%のLINEルートも封鎖され、ANAマイラーのメインルートが交換率75%のTOKYUルートに移り変わります。
これにより、ドットマネーは再び日の目を見ることとなりました。
と言っても、お得な案件もそれほどなく、友達紹介制度もないので、ほとんどマイル交換における中継地点としての役割です。
サクッとアカウントを作ってしまうのがいいだろう…
ちなみに、ドットマネーには、ポイントバックで購入額のほぼ100%が還元される「月額サイト登録」というスマホアプリ案件があります。
これで得られたドットマネーポイントは再び現金に戻すことが可能です。
もちろん、そのままTOKYUルートに乗せてANAマイルに交換することも可能です。
TOKYUルートが利用できるポイントって?
ネチネチとポイントを交換しまくれば、最終的にTOKYUルートの入口であるドットマネーにまで辿り着けることが多いかもしれません。
ただ、交換日数もえらくかかるし、なにより交換作業が面倒くさいので、ドットマネーに直接交換できて便利なポイントをメインに貯めていきたいところです。
以下の表に、ドットマネーに直接交換可能なポイントを紹介しておきます。
ポイント属性 | ポイントの種類 |
---|---|
クレジットカード | クレディセゾン
UCカード(UC永久不滅ポイント) アメリカン・エキスプレス |
ポイントサイト | ちょびリッチ
ワラウ モッピー マイ・グリーンスタンプ ポイントインカム CMサイト ハピタス ドリームメール GetMoney! チャンスイット リアルワールド エルネ ポイントタウン colleee(旧 予想ネット) |
FX | マネースクウェア・ジャパン |
旅行 | イーツアー |
その他 | クラブネッツ
TLCポイント |
TOKYUルートにおすすめのポイントサイト
ポイントサイトは意外と歴史の古いものですが、現在では非常に多くのポイントサイトが乱立しています。
中には怪しいポイントサイトもあるようです。
ポイントと言ってもお金と同じ価値を持つもの。
ポイントサイトのリスク
- きちんとポイントが付与されない
- 予定ポイントがいつまでも承認されない
- 交換ルートがコロコロ変わる
- 運営会社自体が潰れてしまった
といったリスクを避けるためにも、ポイントサイトはある程度絞って利用するようにしましょう。
上記のポイントサイトのうち、使い勝手もよく比較的安心なのは、
おすすめポイントサイト
- モッピー
- ハピタス
- ちょびリッチ
です。
それぞれ簡単に紹介しておきましょう。
ポイントサイト | 特徴 |
---|---|
モッピー | JALマイルへの交換には不可欠なポイントサイト。紹介制度も充実していて、多くの陸マイラーがメインで利用している。 |
ハピタス | 紹介制度が充実していて根強い人気がある。月間30,000円分のポイントしか交換したり引き出したりできないのがネック。
友達紹介から登録して利用すると400円分のポイントがもらえる。 |
ちょびリッチ | ほとんどのクレジットカード案件でポイント還元率がいちばん高いことが多い。ただ紹介制度で紹介する側の旨味は少ない…
友達紹介から登録して利用すると250円分のポイントがもらえる。 |
すぐにマイルに交換できるの?【TOKYUルートの所要日数】
TOKYUルートは、LINEルート時代と同様に中継するポイントが少ないので、スッキリしてわかりやすいルートです。
モッピーやハピタスなどのメインとなりうるポイントサイトからの交換回数も少なく、ネチコチこねくり回さなくて済みます。
下の図の通り、最短で約3週間ほどでANAマイルへの交換が完了します。
ドットマネーからTOKYUポイントへの交換終了予定日は、
ドットマネー→TOKYUポイント
- 1日~15日申請分は申請月の下旬頃
- 16日~末日申請分は翌月の中旬頃
となっています。
つまり、交換申請から15日~30日程度でポイントの交換が終了するということです。
一方で、TOKYUポイントからANAマイルへの交換日数は、
TOKYUポイント→ANAマイル
交換申し込みから約1週間
です。
したがって、TOKYUルートでドットマネーからANAマイルまで移行する所要日数は、
TOKYUルートの交換所要日数
約3週間~約5週間で交換終了
ということになります。
交換スケジュールを組む場合は、ドットマネーでの交換申請日だけ注意しましょう。
各ポイントからドットマネーポイントへの交換日数は、ポイントによってまちまちです。
主要なポイントからの移行日数は下の表のとおりです。
ポイントサイト | 交換所要日数 | 交換上限 |
---|---|---|
モッピー | リアルタイム | 1日1回10,000ポイントまで |
ちょびリッチ | リアルタイム | ランクごとに1日の上限あり
1日最大60,000ポイント |
ハピタス | 申請の翌日から3営業日以内 | 月30,000ポイントまで |
ポイントインカム | 翌営業日 | |
げっとま | 約4営業日 | 1回100,000ポイント(1万円分)まで |
表からもわかる通り、
- モッピー
- ちょびリッチ
はドットマネーポイントに即日で交換できます。
どちらも還元率、還元額の高い案件も多く、非常にオススメのポイントサイトです。
何マイルまで交換できるの?【TOKYUルートの交換上限】
LINEルートやソラチカルートの出口でもあった、
メトロポイント → ANAマイル
の交換には、月間20,000ポイントまでという上限が設定されています。
メトロポイントからANAマイルへの交換率は90%なので、月間上限18,000マイルということです。
TOKYUルートにも交換上限はあります。
ドットマネー → TOKYUポイント
の交換は月間100,000ポイントまでと設定されています。
TOKYUルートのマイル交換率は75%なので、月間上限75,000マイルということになります。
ただし、ハピタス(月30,000ポイントまで)など月の交換上限が設定されたポイントサイトからは、そこがボトルネックとなって交換できるポイント数が制限されてしまいます。
その他のポイント→ANAマイル交換ルート
ポイントをANAマイルへ交換するルートには、TOKYUルート以外にもいくつかあります。
閉鎖されてしまったものを含め、いくつか紹介しておきましょう。
ニモカルート
ANA VISA nimocaカードを利用してnimocaポイントをANAマイルに交換することができます。
nimocaポイントへの移行は、PeXやGポイントといった中継ポイントサイトから直接交換できます。
「ソラチカルートの次はニモカルートだ!」と言われていた時期もありました。
マイル交換率は70%ですが、交換上限がありません。
ソラチカルートは毎月の交換上限がキツイため、ソラチカルート時代には大量に交換したい場合などに重宝されました。
ただ非常に大きな欠点があって、函館または九州にのみに設置されている交換機でしか、マイルに交換することができません。
ソラチカルート、LINEルート【封鎖】
いずれもソラチカカードを利用して、最終的にメトロポイントをANAマイルに交換するルートです。
メトロポイントからANAマイルへの交換自体は今でも利用できますが、メトロポイントに交換できるルートがことごとく潰されてしまい、事実上の封鎖となってしまいました。
ソラチカルート(マイル交換率90%)
LINEルート(マイル交換率81%)
まとめ
LINEルートの閉鎖によってメイン交換ルートとなったTOKYUルート。
そのTOKYUポイントの3つのメリットとして、
TOKYUルートのメリット
- ANAマイル交換率が75%と現時点で最高水準
- ANAマイルへの交換上限が月75,000マイルと高めの設定
- ANAマイルへの交換所要日数が最短3週間程度と短い
が挙げられます。
マイル交換率が75%とLINEルートの81%より低いため、改悪と言われることもありましたが、
- 交換上限:18,000マイル → 75,000マイル
- 交換所要日数:約2ヶ月 → 約3週間~1ヶ月前後
の部分は利便性が非常に高まっていて、改善と言うことができます。
75%というマイル交換率も、マイルの価値を考えるとまだまだお得で利用価値のある水準です。
年間20万マイルは意外とあっさり貯まる?
飛行機代節約のためのANAマイルの貯め方については↓コチラをご覧ください。
貯まったマイルはどう使う?
コスパの良いマイルの使い方やANAマイルの交換については↓をご覧ください。